ハイビーム配線加工

デルタのヘッドランプは、4つあります。日本使用だと、外側のレンズは、ハイとローで、内側はハイのみだと信じております。そして、デルタにはフォグも存在します。そこが元凶の始まりではないでしょうか。日本の法律では4灯までしか同時点灯は許されておりませんが、ここではあえてそれを犯すような事なので、真似しないでください。(笑)

まず、ここで取り上げるのは、本国使用のプロジェクターの付いていない、16Vと同じレンズが付いている車種に限られます。しかし、16Vに関しては多少配線に違いがあるかもしれません。ではまず最初に、お気づきの方々もいらっしゃると思いますが、デルタの内側の配線には6Vしか来てません(図・1)それは、左右へ直列に繋がれてしまってるからです。

図・1

そこでその配線をちゃんと並列に繋ぎ直しましょう。(図・2)

図・2

これでとりあえず、内側がつくのですがなんと!フォグのスイッチを入れた時にしか点灯しないではないですか!しかも!ハイにするとフォグは消灯してしまう。変な構造だ・・・だが、こんな事でくじける私ではない!

そこで何とかしようと考えきっとリレーで制御しているに違いないと思い、制御系を探しました。以前フォグがトラブッた時に、助手席のコンソール裏にリレーが沢山有ったのを見つけていたので、そこでチェック!

そしたら有りました。一つだけ他のリレーと違うように見えるリレーが・・・図・3でいうと左下のところです。そのリレーが、鍵を握っておりました。フォグのスイッチを入れ、ハイビームにするとこのリレーが切り替わり、ハイビームの方に電源が行かなくなる仕組みです。これはきっと国内でつけた物に違いないと私は思います。

図・3

そこで、配線を加工します(図・4)。うまくやれば配線のカットなど最小限にする事が出来ます(コネクターの中の端子を抜いて入れ直したりする。この時端子を外す専用の工具を使用すると楽に抜けます)。今まで切り替えていた、リレーをそのまま内側ハイビーム用のリレーにしてしまいましょう。容量は30A有ったので十分だと思います。しかし、そのままでは仲介がないので、フューズを念のため入れておきましょう。15Aの物くらいで十分です。

図・4

これでフォグはフォグスイッチを入れたとき(スモール以上)ちゃんと点灯したままになります。そして、内側のハイビームは、ハイにした時にちゃんと点灯します。したがって、ヘッドライトを点け、ハイビームにし、フォグのスイッチを入れると6灯同時点火になります。車検の時はフューズを外せば点灯しなくなるのでOKです。なおフォグにハイワッテージのバルブを入れる場合は、フューズ後からの配線をし直す事をお勧めします。

凄く明るいので、対向車のいる時は使用するのはよしましょう。

私の場合、外側のランプ部分にはハイワッテージのバルブとチューニングハーネス改モアパワーアップ使用にしてます。今流行りの○○Wで○○○Wなみの明るさと謳っているものも試したが、ほとんど明るさの違いはわかりませんでした。やはり、ちゃんと明るいだけ電気を消費する、バルブの方が断然いい!後、ハーネスだけでもかなりの効果があったので本人は満足です。

 

6灯点火するとこんな感じ・・・・・


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